理想を叶える自由設計が好評の住友林業では、以前よりも平屋住宅の依頼が増えているといいます。住友林業で平屋を選んでいるのは契約者の約4割、契約したのは30歳から40歳未満がすべての世代の35%を占めています。
子育て世代の間でも人気が上昇している平屋住宅ですが、気になるのはその価格ではないでしょうか。住友林業の平屋住宅の坪単価はいくらなのか、また、住友林業で建てる平屋住宅の特徴や魅力などもくわしく解説していきます。
-
【徹底比較】平家が得意なハウスメーカーおすすめ10選の坪単価
平家が得意なハウスメーカーを探しているのだけどどこかないかな? 平家が得意なハウスメーカーを徹底比較したい! どのハウスメーカーで平家を建てようかと悩まれている人はいません ...
続きを見る
住友林業はどのような住宅メーカー?
参照元:公式サイト
住友林業は、東京都千代田区に本社を置く住友グループの企業で、住宅業界において総合的な事業を展開しています。
「林業」と名前にあるように、住友林業では資源環境事業として国内に社有林を所有し適正な管理を行うほか、木材建材事業として国内外から木材や建材を仕入れています。
住宅事業では、戸建注文住宅事業や賃貸住宅事業、まちづくりやリフォーム事業など幅広く展開、住友林業が手掛ける住宅は自由度の高い設計で人気です。
-
【2024年最新】住友林業の坪単価
住友林業の坪単価がいくらかといった疑問にお答えすべく、平均価格や年ごとの推移など最新データをもとに分かりやすく解説します。 目次1 住友林業の坪単価はいくら?1.1 坪単価 ...
続きを見る
住友林業の家が選ばれている理由は?
多くの人に選ばれている住友林業の家ですが、どのような理由で選ばれているのか見ていきましょう。
建築コストを抑えることができる
平屋住宅は割高だといわれることがありますが、実は2階建てよりも建築コストを抑えることができ、さらに住み始めてからかかるお金も抑えられるので実際はお得だといえます。
2階建て住宅にある階段部分や2階のトイレ、洗面室などは平屋住宅にはない、必要のない面積です。平屋住宅はこのような部分を省くことができますし、居住にあてることもでき、建築面積を抑えることができます。建築面積を少なくすることができれば、結果として建築費用も安くなる、そういうことです。
また、建築費用だけでなく住んでからかかる費用、ライフサイクルコストも抑えることができるというのは、太陽光発電システムの導入やメンテナンス費が抑えられることで可能になります。
平屋は屋根の面積が広いので、太陽光発電システムを導入すると効率よく発電することができ光熱費が安くなるでしょう。また、太陽光発電のパネルを設置すると、屋根のメンテナンス費の負担も少なくなるというメリットもあります。
お気に入りの空間づくりができる
のびやかな高天井や明るい大開口など、平屋住宅を選ぶことで快適に住み続けられる空間づくりが実現します。
制約が少ない高い平屋住宅なら、憧れていたおしゃれな空間づくりも自由自在、大開口にすることは冬の寒さが心配かもしれませんが、住友林業の平屋住宅なら安心です。BF構法と高断熱を活かすことで快適に、最大7.1mの大開口も実現します。窓ガラスはアルゴンガス入りの複層ガラスを採用、高い断熱効果を発揮するので冬も暖かく過ごすことができるでしょう。
家事動線がスムーズ
2階建て住宅なら家事を行うのに上の階と下の階を行ったり来たりしなければならず、手間も時間もかかり体に負担もかかるでしょう。平屋住宅なら、ワンフロアで生活が完結するので当然ですが家事を行うときも上下の移動が不要、家事動線がスムーズになります。
たとえば、洗濯は洗濯機から取り出した洗濯物を上の階で干す必要がなく、1階のテラスリビングに干すことができます。乾いた洗濯物はさっと取り込んで和室ですぐに畳むことができ、しまうときもスムーズになるでしょう。
家事動線だけでなく、回遊動線もとてもスムーズ。同時にいくつも家事をこなさなければならないシーンは日常的にあるものですが、料理・洗濯・片付けものなど並行して行う場合に便利な回遊動線で、ムダのない動きが実現し効率もアップします。
庭とつながる一体感
家の中だけでなく、家の外も心地よい居場所をつくれるのが平屋住宅の魅力です。住友林業では、家の中と外の一体設計で自然と暮らしが外へと広がる暮らしを実現します。
回遊動線を室内から庭へとつなげることで、家の外にも快適な居場所をつくることができます。冬の暖かな日差しは室内に取り込むことができますが、夏のジリジリとした日差しはさえぎることができるよう設計するなど、住まいの設計と合わせて自分らしさを広げる庭も提案してくれるでしょう。
心地よい深い軒がある
外観のデザインも魅力的で人気となっている住友林業の平屋住宅。平屋ならではの水平ラインを活かした深い軒は、心地よい陰影を描き出します。屋根形状を選ぶことも可能です。愛らしい三角の切妻や、安定感のある寄棟のほか、片流れ、方形、段違いとお気に入りをセレクトしてみてください。
また、住友林業のBF構法は軒を伸ばしてその下の雨よけにすることも可能です。駐車スペース部分の軒を伸ばせば、天候の悪い日も車の乗り降りが楽になるでしょう。また、駐車スペースに屋根があるのに柱がないというのはとても使い勝手がよいもの、ちょっと運転に自信がないという人も安心です。
住友林業の平屋住宅の坪単価はいくら?
住友林業で建てる家の坪単価は、目安として60万円~100万円程度ですが、2023年度の平均坪単価は104.2万円だったということです。
それでは、平屋住宅に限定した坪単価はどうなのかというと、80万円~90万円となっています。住友林業の平屋住宅は、ローコストなハウスメーカーと比較してやや高めの坪単価だといえます。
平屋住宅は、一般的に2階建て住宅よりも坪単価が高いといわれているのですが、最近は住友林業でも平屋住宅を建てたいと希望する顧客が増えているといいます。
なぜ平屋住宅の坪単価は高くなる?
家を建てる費用の中で、大きな割合を占めるのが基礎工事です。平屋住宅は2階建て以上の住宅よりも基礎が大きくなる、建築面積が大きくなるのが一般的ですから、坪単価が高くなってしまいます。
また、住宅メーカーでは需要がある2階建て住宅のサイズで建材を加工することが多く、平屋住宅を建てる際は平屋住宅専用の建材を用意しなければなりません。2階建て住宅専用の建材なら、大量に木材を用意し加工することで価格を抑えることができますが、建材が用意されていない平屋住宅なら費用が高くなってしまうのです。
ただし総費用は抑えられる
坪単価は2階建て住宅よりも高くなる平屋住宅ですが、家を建てる総費用で比較すると平屋住宅のほうが安くなることも多いです。なぜなら、平屋住宅の場合は建物面積が2階建てよりも狭くなることが多く、坪単価が高くても坪数が少なくなるため総費用が安くなります。
平屋住宅を建てたい人の疑問とその答え
住友林業でも年々人気が高まっているという平屋住宅ですが、建てることを検討する中で2階建て住宅にはないさまざまな不安や疑問が出てくるかもしれません。
そんな不安や疑問と、その答えについて見ていきましょう。
狭い土地は平屋住宅に向かない?
平屋住宅に憧れているけれど、建てる土地が狭いので諦めて2階建てにするべきか、迷っている人もいるのではないでしょうか。実は、有効面積は平屋の方が広いので、狭いからと平屋住宅を断念するのはまだ早いです。2階建て住宅を建てる場合、階段や上り口、2階の廊下やトイレなどに最低でも5坪程度のスペースが必要となります。
ですから、もし平屋住宅を建てるとしたらその5坪分を省くことができるので、2階建て住宅よりも有効面積が5坪多くなるということです。
そうはいっても、やはり狭い土地に建てるのは不安だと思うかもしれません。しかし、平屋住宅は自由度が高い住宅なので、たとえコンパクトであっても自分や家族に合わせたプランを計画でき、心地よく暮らせる家を建てることも可能です。
平屋住宅は暮らしやすいというのは本当?
2階建て、3階建ての住宅より、平屋住宅のほうが暮らしやすいとよくいわれていますが、それは本当です。階段がある2階建て、3階建て住宅とは違い、上下の移動がなくなることで家事の動線も効率よくなり、体への負担も軽減できるので毎日ラクに暮らすことができるでしょう。
とくに住友林業では、平屋住宅で家事動線や回遊動線、収納動線にこだわったプランを提案しているので、家事動線だけでなく掃除や子育てに関してもスムーズで暮らしやすいと好評です。
年代によって暮らしやすさは違う?
おしゃれな平屋住宅が人気となっていますが、平屋住宅は年代によって向かないということがあるのか、不安に感じている人もいるでしょう。
家は一生のうちでもっとも大きな買い物、出ていく金額も大きいので、将来後悔しないものを建てたいはずです。でも、そんな不安を感じる必要はありません。
平屋住宅は上の階への移動がない、フラットな空間構成です。だから生活動線もスムーズで年代を問わずだれでも利用しやすい生活環境が実現します。出産や子育てがラクになり、そして介護にも適した住宅で、だれもが長く快適に暮らすことができるという、ユニバーサルデザインの家でもあります。
家族構成が変われば手狭になるかも?
建てたときは部屋数や広さに問題がなく満足できた平屋住宅も、もし家族構成が変わるときが訪れたら手狭になって住みづらくなるかもしれません。
でも、住友林業の平屋ならそんな心配は無用です。住友林業の「BF構法の平屋」なら、将来のリフォームに強いから、子どもが成長したときに子どもの部屋を増やすことが可能です。また、子どもが独立したら、空いた子ども部屋を趣味のスペースなどに有効活用することもでき、構造部分以外なら自由に空間をつくり変えてしまうことができるのです。
平屋でも太陽光発電の設置は可能?
2階建ての住宅に見られることが多い太陽光発電ですが、もちろん平屋住宅でも太陽光発電を設置することができます。実は、2階建て住宅よりも平屋住宅のほうが太陽光発電と相性がいいのです。
平屋住宅は2階建て住宅よりも屋根の面積が広く、太陽光発電の設置容量を確保しやすいというメリットがあります。太陽光発電は普段の生活の光熱費削減が期待できますが、災害の発生など、もしものときに備えることもできるでしょう。
屋根が広い分メンテナンスは大変?
2階建て住宅よりも屋根の面積が広い平屋住宅、メンテナンスにお金がかかるのでは?と心配になるかもしれません。屋根や外壁などのメンテナンスは、快適に長く住み続けるために定期的に行う必要があります。
平屋住宅の場合、二階建てのように高く足場を組む必要がないのでメンテナンスしやすいので安心してください。また、平屋住宅は軒が低いことで外壁が汚れにくいため、経年による劣化を防ぎやすいというメリットもあります。
平屋住宅は騒音が気になる?
広々と空間を使うことができる平屋住宅ですが、同じ階で家族が暮らすということで騒音が気になるのでは?という心配があるかもしれません。
平屋住宅の場合、2階建てのように上の階の足音や物音などが気にならず、生活のリズムが異なる家族が住んでも快適に暮らすことができるでしょう。居室を対角にするなど、設計の工夫によりプライバシーの配慮もでき、より快適に過ごすことができます。
平屋住宅は防犯が気になる
平屋住宅は部屋のすべてが1階にあり、犯罪者が侵入してきた場合に2階以上の住宅より家族が直接被害に遭いやすいという心配があります。しかし、逆に考えると家族全員が1階で暮らしているということは、全員が外部からの脅威に対し監視できるという状況であり防犯上はプラスだと考えられるでしょう。
侵入するのに時間がかかる家は、狙われにくいということが知られています。住友林業では防犯ガラスや防犯システムの窓を採用したり、玄関ドアを防犯仕様のものにするなど、複数の防犯アイテムの組み合わせを提案してくれます。
台風や地震は大丈夫?
近年、台風や地震の発生により住宅が受ける被害も非常に深刻になっています。平屋住宅の場合、2階建てや3階建ての住宅とは違い上層階がありませんから負荷が低く、比較的揺れには強いという構造になっています。
住友林業の平屋住宅の場合、独自のBF(ビッグフレーム)構法が高い耐震性を実現しているので地震が発生しても安心です。さらに、万が一に備え太陽光発電や防災力を高める蓄電池システム、半地下収納なども提案してくれます。
このように、住友林業で建てる平屋住宅なら平屋ならではの心配・不安を解決することができるでしょう。平屋住宅の坪単価はやや高めの住友林業ですが、安心・安全・快適に暮らせる平屋住宅を建てたい方は検討してみてください。