「安くても性能が良く、自由度の高い注文住宅を建ててくれるハウスメーカーはないかな」と悩まれている人はいませんか?悩まれている人には、株式会社イシカワをおすすめします。大手と比較すると知名度が低いので「初めて聞いた」と言う人もいることでしょう。
株式会社イシカワは、新潟県で着工実績13年連続1位を獲得している実績を持つハウスメーカーです。まずはイシカワの特徴を確認しておきましょう。今回の記事では次のことがわかります。
- イシカワが手掛ける商品ごとの坪単価と特徴
- イシカワの坪単価が安い理由
- イシカワを検討する際の注意点
イシカワを検討することで、賢く家づくりを進めましょう。詳しく紹介をします。
目次
イシカワの坪単価はローコスト
イシカワはコンセプトに「最高のコストパフォーマンスを追求した高品質・低価格の住まい」を掲げています。コンセプトに「低価格」を掲げている事実から、コストへの強いこだわりが伝わってきませんか。イシカワは有言実行のハウスメーカーです。
いろいろな口コミからイシカワの坪単価は40万円~60万円程度と推測できます。
イシカワの坪単価
約40万円〜60万円
坪数に応じた総額は以下の通りです。
さらに詳しく
- 20坪の家・・・総額800万円〜1,200万円
- 25坪の家・・・総額1,000万円〜1,500万円
- 30坪の家・・・総額1,200万円〜1,800万円
- 35坪の家・・・総額1,400万円〜2,100万円
- 40坪の家・・・総額1,600万円〜2,400万円
- 45坪の家・・・総額1,800万円〜2,700万円
40坪の土地に坪単価40万円で建てた場合の本体価格は1,600万円です。1,000万円台で建てられる坪単価で住まいを提供しています。コンセプトの低価格に注目をしましたが、最高のコストパフォーマンスも掲げているハウスメーカーです。坪単価が安いにも関わらず、充実した設備と技術で高性能の住まいを建ててくれます。
イシカワはキャッチコピーに「月々5万円台で叶う自由設計の家。」を掲げるローコストハウスメーカーです。魅力的なコストパフォーマンスを体験しましょう。
イシカワの坪単価が安い理由
イシカワは、「価格が高い住まいは本当に良い家とは言えない」と考えています。坪単価の高い家が良い家なのは当然です。「品質」「サービス」「デザイン」の3つを掛け合わせ、価格で割ったものがコストパフォーマンスだとイシカワは語ります。
坪単価が安いにも関わらず資産価値の高い家づくりが実現する主な理由は次のとおりです。
ココがポイント
- 完成現場見学会を依頼することで、モデルハウスの設置費用を節約
- 良い結果による広告費を節約できるほどの口コミ紹介率の高さ
- 住宅展示場を店舗一体型にすることで費用を節約
- 直接発注で中間マージンをカット
- 実績による大量仕入れで価格を抑える
できる限りのコストダウンが、品質を維持したまま坪単価を下げてくれます。コストカットにより品質を落としては意味がありません。完全自由設計や高性能な住まいを維持したままコストを削減する工夫をしています。
イシカワは日々、最高のコストパフォーマンスを追求しているハウスメーカーです。企業努力により坪単価を下げています。
イシカワの特徴
イシカワの安い坪単価は、特徴のひとつにすぎません。ほかにも魅力的な特徴をそろえています。確認をしていきましょう。
建築実績から伝わってくる信頼感
イシカワは「新潟県住宅着工棟数13年連続No.1」の実績を誇るハウスメーカーです。発祥の地である新潟県で10年以上にわたり高い人気を誇っています。大手ハウスメーカーやローコストハウスメーカー、地域密着型の工務店を抑えての1位です。
年間の施工実績は1,000棟を超えています。設立は1947年です。長い年月の間、多くの建築実績を積んできました。長く続けるためには、お客様から選ばれなければいけません。選ばれる信頼感がイシカワにはあります。
高性能な住まいを実現
イシカワは高性能な住まいを実現します。坪単価を抑えながら高性能な住まいを建ててくれるのが特徴です。
耐震性は最高等級を標準仕様で実現
イシカワの建てる家は最高ランクである耐震等級3を、標準仕様で実現します。独自工法である「I・S・I工法」が住まいの耐震性を高めました。I・S・I工法は、古くから日本で採用されている「在来工法」と、耐震性に優れた「ツーバイフォー工法」を掛け合わせた工法です。
イシカワは次の工法により、耐震性床水平剛性を4倍にします。
工法
- I・S・I工法
- スーパープロテクト工法
- スーパーホライゾン工法
I・S・I工法は、日本住宅木材技術センターにより実力が認められた工法です。性能保証や設計など、数々の審査基準をクリアしています。接合部に採用しているのがスーパープロテクト工法です。建物のバランスを保ちながら安定した強さを発揮します。
スーパーホライゾン工法は、床面を一体構造にする工法です。地震による揺れエネルギーを無理なく分散し吸収します。強い横揺れに負けないための工法です。
耐震性床水平剛性を4倍にした住まいが、耐震性を高めています。イシカワの住まいは、東日本大震災の津波による被害地でも、倒壊や半壊をせず残ったといった実績を持つハウスメーカーです。実際の災害時に発揮された強さが安心につながります。
標準仕様でZEH基準をクリアする断熱性能
イシカワの建てる家は、断熱性能等級5を標準にする特徴を有しています。高い断熱性と気密性が心地よさと静かな住環境をつくるのです。省エネにも効果があります。高気密高断熱の理由は次のとおりです。
高気密高断熱の理由
- 性能と厚みはJIS規格により保証
- 気密シートで住まい全体を覆う
- 断熱玄関ドアの採用
イシカワの家は商品ごとに断熱材が異なりますが、トップグレード商品では高性能グラスウールを採用しています。住まい全体を気密シートで覆うことで高気密高断熱の実現が可能です。
開口部の工夫も行っています。玄関ドアは室内に外気の影響を与える設備です。断熱玄関ドアを採用することで、熱伝導率を下げました。また窓には、商品によって異なりますが樹脂サッシを採用しています。ガラスは金属膜でコーティングされた複層ガラスです。オプションにはなりますが、トリプル樹脂サッシも用意されています。
イシカワはローコストでありながありながらも優れた断熱性能を実現するハウスメーカーです。住み心地と省エネ効果が高い特徴を有しています。
3世代まで住み続けられる耐久性能
イシカワの建てる家は、最高ランクの劣化対策等級3を実現する特徴を有しています。孫の代まで受け継がれていく住まいです。価格から考えると素晴らしいコストパフォーマンスと言えます。高い耐久性が実現する理由は次のとおりです。
高い耐久性が実現する理由
- 適切な対策で腐朽菌の活性を抑える
- 基礎パッキング工法による防湿対策
- 棟換気・外壁通気工法による湿気対策
木造住宅の天敵は腐朽菌です。イシカワでは、腐朽菌の活性条件がそろわないよう工夫を施しています。湿気管理や、適切な温度を維持管理することで木造の腐食を抑えました。床下は基礎パッキング工法を採用することで、シロアリが嫌う乾燥した空間を作っています。シロアリも木造の天敵です。
また湿気対策のため、棟換気・外壁通気工法を採用しています。「自然の原理」と「素材の力」を活かす工夫で、壁体内にたまった湿気を効率よく排出する工法です。内部結露を防ぐことで、断熱性能を維持しながら耐久性も上げています。日本の住宅は世界と比較する場合、寿命が短いと指摘されてきました。最近は耐久性の高い住まいを提供するハウスメーカーが増えています。イシカワの特徴はローコストで3世代住み続けられる住まいの提供を掲げていることです。
完全自由設計で住む人の希望をかなえる
イシカワは完全自由設計で希望の住まいを実現します。自社施工なので、自由度の高いデザインが特徴です。住む人の要望に合わせた間取りを提案してくれます。もちろん機能性も抜群です。ローコストでありながらもライフスタイルに合わせた間取りが実現します。
盤石な経営基盤で保証とアフターサービスも安心
イシカワは、建てるときの検査体制と住宅保証が充実しています。ほかのローコストハウスメーカーと比較をしても引けを取りません。創業から70年以上にわたり、安定した運営を続けています。盤石な基礎基盤が保証とアフターサービスの充実につながるのです。
イシカワでは品質を維持するため、建つまでの各工程で14回にわたり現場審査を実施します。そのうちの2回は、JIO(国土交通大臣登録の住宅性能評価機関)による第三者検査です。品質を維持する体制を整えています。保証も充実した内容です。
保証も充実した内容
- 構造・防水の保証は最大60年
- 地盤保証20年
- シロアリ保証は最大30年
イシカワの構造・防水の初期保証は20年です。ローコストハウスメーカーや工務店は初期保証10年が一般的な中、倍の20年を標準にしています。その後は、10年ごとに有償メンテナンスを施すことで最長60年の保証です。地盤保証は大手損害保険会社より、保険付保証明書が発行できます。シロアリ保証の初期保証期間は10年です。その後10年ごとに延長ができ、最大で30年の保証が受けられます。
イシカワが販売する商品ごとの坪単価と特徴を解説
イシカワは、良質住宅シリーズとして次の3つのグレードに商品を分けています。
- プレステージ
- ブライト
- ライフ
それぞれの坪単価と特徴を確認しておきましょう。
プレステージの坪単価と特徴
プレステージは、2023年1月現在の公式ホームページで1,780万円〜(税込)と紹介されています。坪単価は55万円程度〜です。プレステージは、「すべてに最高の価値を追求した住まい」を掲げています。採用されている設備はイシカワの商品の中でもトップクラスです。
プレステージに採用されている設備の特徴を紹介します。
ココがポイント
- 家事が短縮できるハイグレードキッチン
- 便利な設備が豊富なシステムバス
- 多彩な洗面化粧台
キッチンにはハイグレードキッチンを採用しています。食器洗乾燥機やホーロークリーンキッチンパネルなど、充実した内容です。子どもが手伝いやすくなるフラットカウンターも設置されています。
システムバスには、簡単にお手入れができる設備が用意されています。省エネにつながるパーフェクト保温も完備です。ほかの商品にはついていない浴室換気暖房乾燥機やどこでもラックが標準なのも助かります。
プレステージは、最高の価値を追求したと言われる理由が伝わってくるような充実した設備を標準に採用している商品です。イシカワこだわりの第1種24時間換気システムも標準装備されています。比較をしたら「できればプレステージで建てたい」と思うことでしょう。
ブライトの坪単価と特徴
ブライトは、2023年1月現在の公式ホームページで1,666万円〜(税込)と紹介されています。坪単価は50万円程度〜です。ブライトは住宅性能と低価格を両立させています。イシカワのベストセラー商品です。
ブライトに採用されている設備の特徴を紹介します。
ココがポイント
- 調理が楽しくなるI型キッチン
- 家事をラクにするシステムバス
- 収納が充実した洗面化粧台
プレステージと同じく食器洗乾燥機が採用されています。耐久性と耐熱性に優れた化粧材が採用されているので、お手入れが簡単です。しかしカウンターなど、標準で設置される設備数がプレステージより劣っています。
システムバスは、プレステージとほぼ同じです。掃除をラクにするキープグリーンドアやホーロークリーン浴槽パネルが付いています。パーフェクト保温も完備です。
ブライトは、3つの中間というよりも若干プレステージよりの商品です。プレステージと比較をすると見劣りしますが、同じ設備が多く採用されています。ただし、残念ながら換気は第3種24時間換気システムが標準です。
ライフの坪単価と特徴
ライフは、2023年1月現在の公式ホームページで1,587万円〜(税込)と紹介されています。坪単価は45万円程度〜です。ライフは「ちょうどいい家」を掲げています。3つの中で比較すると設備グレードは落ちますが、まさにちょうど良いが当てはまる設備です。
ライフに採用されている設備の特徴を紹介します。
ココがポイント
- 便利なシステムキッチン
- 掃除をラクにするシステムバス
- 便利な洗面化粧台
システムキッチンは、防振設計シンクやIHヒーターなど機能性に長けています。ただ残念ながら食器洗乾燥機は採用されていません。使いやすいシステムキッチンが特徴です。システムバスに採用されている設備は、他のグレードとだいぶ異なります。浴槽は最も広く利用されているFRP浴槽です。パーフェクト保温はついていませんが、掃除をラクにする設備が用意されています。
ライフは他の2タイプに採用されている設備と、だいぶ異なっているのが特徴です。ただしコストパフォーマンスに優れています。「安く建てたい!でも後悔はしたくない」と考えている人におすすめです。
イシカワを検討するときの注意点
最後にイシカワを検討するときの注意点を解説します。魅力的な特徴がつまったハウスメーカーですが、即決はできません。注意点を参考にしてください。
施工エリアが限られている
イシカワの公式ホームページを確認すると、施工理エリアが提示されています。施工エリアは、北海道、⻘森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、群馬、茨城、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、大阪(一部地域除く)です。
検討をする前に、施工エリアに該当しているかを確認しましょう。気に入ってから無理だったとならないよう注意が必要です。
イシカワの競合他社と比較をする
イシカワは特徴で説明したとおりコストパフォーマンスに優れています。ただ一択で決めてはいけません。いろいろなハウスメーカーと相談してから決断をしましょう。ほかにもローコストをウリにするハウスメーカーはたくさんあります。後悔を防ぐためにも、類似ハウスメーカーへの相談が必要です。
類似ハウスメーカーへ
- アイ工務店
- アイダ設計
- アキュラホーム
- 秀光ビルド
- タマホーム
- 桧家住宅
- 地域密着型の工務店
上記はほんの一例ですが、どれも坪単価の安い会社ばかりです。家づくりに何を求めているのかを自問自答し、希望がかなう注文住宅メーカーを選択しましょう。
オプションの多用に注意
今回紹介した3タイプの商品はオプションを付けることも可能です。イシカワでは次のオプションが用意されています。
オプション
- 床暖房システム
- トリプル樹脂サッシ
- 小屋根裏収納
- 太陽光発電システム
全部選択すれば一気に坪単価が上がります。坪単価を抑えたい人は、オプションの多用に注意が必要です。
イシカワの坪単価まとめ
イシカワの坪単価や商品ごとの特徴について紹介をしました。最後に要点をまとめます。
ココがポイント
- イシカワの坪単価は40万円~60万円程度
- 性能が高く、保証やアフターサービスも充実しているコストパフォーマンス
- 設備のグレードで分けた3タイプの商品を用意
イシカワはコストパフォーマンスに優れたローコストハウスメーカーです。耐久性も高く、長年住み続けられる住まいを建ててくれます。若い世代でも手の届く坪単価で、ずっと住み続けられる住まいを建ててくれるハウスメーカーです。