- アエラホームの坪単価ってどれくらい?相場よりも安い?
- アエラホームは価格が安いって聞いたけど性能は大丈夫かな?
アエラホームに対し上記のような悩みを抱いている人はいませんか。アエラホームは坪単価が安いことで有名なハウスメーカーです。ローコスト住宅を求めている人ならば、アエラホームが気になります。しかし安いからこそ性能が気になるはずです。
そこで今回はアエラホームの次のことに関して解説をします。
ココがポイント
- 坪単価と価格
- 坪単価を平均相場と比較
- 見積もりを取るときの注意点
- 間取り自由度はどう?
- 価格を抑える方法
アエラホームが気になっている人はぜひ参考にしてください。
目次
アエラホームの坪単価は?
アエラホームの坪単価は40万〜65万円程度です。
アエラホームの坪単価
約40万円~65万円
アエラホームはフランチャイズシステムを採用しています。フランチャイズシステムを採用しているハウスメーカーのほとんどがローコスト住宅路線を選ぶ傾向が見られ、アエラホームも例外ではありません。
アエラホームは1963年に創業した老舗のハウスメーカーです。当時の社名は中島工務店でした。創業以来一貫していたのが「より良い住宅をより多くの方々に」といった思いです。省コスト住宅のパイオニア的な存在で、1980年代頃から驚きの坪単価で家を建てていました。
2007年に販売を開始した新商品の坪単価は驚きの23.8万円(税抜き)です。最近はそこまで驚きの価格を提示しなくなりましたが、ローコスト路線を大きく外れてはいないことがわかります。性能の高い住まいをできるだけ安い坪単価で提供するハウスメーカーです。
アエラホームは以前からフランチャイズシステムを採用していました。本格的に参入したのは2018年11月からです。性能を重視しながらも価格を抑えられるシステムを採用しながら、魅力的な坪単価で住まいを提供しています。
坪単価から見る本体価格と総額
アエラホームの坪単価から本体価格と建築総額を算出しました。ただしあくまでも目安です。建てる予定坪数が該当する価格を参考程度に確認しておきましょう。
さらに詳しく
坪数 本体価格 建築総額
- 25坪(82.64㎡) 1,000万~1,625万円 1,333万~2,166万円
- 30坪(99.17㎡) 1,200万~1,950万円 1,600万~2,600万円
- 35坪(115.7㎡) 1,400万~2,275万円 1,866万~3,633万円
- 40坪(132.23㎡) 1,600万~2,600万円 2,133万~3,466万円
- 45坪(132.23㎡) 1,800万~2,925万円 2,400万~3,900万円
- 50坪(132.23 ㎡) 2,000万~3,250万円 2,666万~4,333万円
注文住宅は本体価格だけではありません。諸費用などもかかります。建築総額は、注文住宅を住めるようにするための費用が含まれた価格です。坪単価は同条件で比較をするときに使い、実際の建築価格も把握をしておきましょう。
アエラホームの坪単価を平均相場と比較
アエラホームの坪数単価や本体価格を見ただけでは、本当に安いのかがわかりません。アエラホームの坪単価を比較するには相場が必要です。そこで住宅金融支援機構が算出した2021年度集計から、坪単価の相場を計算しました。
さらに詳しく
地域 平均坪数 平均建築総額費相場 坪単価平均相場
- 全国:37.45坪 3,569万円 95万円
- 首都圏:37.45坪 3,896万円 104万
- 近畿圏:38.45 坪 3,775万円 98万円
- 東海圏:37.36 坪 3,650万円 108万円
- その他地域:37.24 坪 3,368万円 90万円
一般的な住まいの坪数は約38坪程度です。アエラホームならば本体価格が1,520万~2,470万円程度で建てられます。本体価格が1,000万円代ならば十分に安いです。総額にすると2,026万~3,293円となり、相場をかなり下回っています。
アエラホームが安いことは相場からもわかりました。では、性能はどうでしょうか。価格が安くても性能に魅力がなければ残念です。坪単価を踏まえながらアエラホームの魅力を確認しましょう。
アエラホームが建てる家の魅力
実際にアエラホームで家を建てた人は、どのような理由で決定をしたのでしょうか。アエラホームの魅力について解説をします。
価格が魅力的
やはり1番の理由は価格です。アエラホームは魅力的な坪単価で注文住宅を建てています。「納得のできる価格」といった口コミが多く見られました。
アエラホームは、資材や設備の一括購入により省コストで仕入れを行います。一括購入をするのは直営店だけではありません。加盟店が必要とする資材や設備も一括購入をします。大量に仕入れることで、良い品を安く仕入れているのです。アエラホームは、適正価格で家を建ててくれます。
以前ほど坪単価に破壊力はありませんが、先ほど説明をしたとおり相場よりも安いハウスメーカーです。他の魅力と合わさってアエラホームに決める人が多くいます。コストパフォーマンスに優れたハウスメーカーです。
業界トップクラスの断熱性能で快適な住まい
アエラホームは業界トップクラスの断熱性能を有するハウスメーカーです。坪単価を抑えながらも性能に優れた住まいを建ててくれます。「この価格でこの性能はすごい」といった声が多く見られました。
アエラホームの人気商品、クラージュの断熱性能が高くなる理由は次のとおりです。
ココがポイント
- 外張り断熱と内側断熱のダブル断熱を採用
- 高性能断熱材の採用
- 隙間を徹底的に防ぐ施工
アエラホームの屋根と壁には、住まいを包み込むダブル断熱が採用されています。ローコストハウスメーカーとしては珍しいです。多くのローコストハウスメーカーは吹付断熱だけを採用しています。アエラホームが、屋根、壁、床に採用している断熱材は次のとおりです。
断熱材
- 屋根:キューワンボード40mm、フォームライトSL55mm
- 壁:キューワンボード40mm、フォームライトSL75mm
- 床:ネオマフォーム40mm
上記の断熱材によるUA値の試算値は0.36です。床にはダブル断熱ではなく、熱伝導率が低い高性能ネオマフォームを採用しました。床下からくる冷えをシャットアウトできる断熱材です。
また、ダブル断熱は気密性も向上させます。アエラホームでは、さらに気密テープと発砲ウレタンを採用するハウスメーカーです。クラージュの平均C値は0.35を記録しています。わずかな隙間も許さない徹底ぶりです。
品質を維持するため、第三者機関による全棟気密検査を行っています。測定で基準値に満たない場合は達するまで工程を進めません。クラージュは徹底した検査のもと、品質が維持されています。
アエラホームの断熱性能は坪単価以上の価値があり、選ばれる理由のひとつです。省エネで快適な住まいが実現します。
自然災害や火災に強い家で安心
アエラホームのクラージュは、耐震性などにも優れた商品です。住まいが家族の身を守ります。地震発生時に急いで外に出るよりも中にいる方が安全な住まいを建てるのが特徴です。自然災害への対応力に魅力を感じ決定する人も多くいます。
アエラホームの住まいが災害に強い理由は次のとおりです。
災害に強い理由
- 耐震構造を強化する耐震ジョイント金物を採用
- 揺れを軽減する制振システム
- 火災を食い止めるファイヤーストップ構造
アエラホームでは、木材の接合部をより強固にするため、耐震ジョイント金物を採用しています。災害時に影響を強く受ける接合部を強化することで、耐震性の高い構造を実現しました。
また、アエラホームでは制振システムの「KブレースⅡ」を採用しています。地震の強い揺れエネルギーを吸収することで、建物への影響を小さくするシステムです。
アエラホームの住まいは耐震と制振で、東日本大震災の時にも家が倒壊しませんでした。アエラホームのホームページでは流されてきた車や瓦礫の積まれたなか、アエラホームの住まいが防波堤のように建っている写真が掲載されています。
さらに、万が一の火災に備えファイヤーストップ構造を採用しているのも特徴です。防火仕様を標準装備させることで、家族と家を守ります。火災保険も安くなる住まいです。
アエラホームが建てる家の間取りの自由度は高い?
アエラホームは、ローコストハウスメーカーの中でも間取り自由度が比較的高いハウスメーカーです。アエラホームの天井高は標準で242㎝、オプション仕様で260㎝が採用できます。一般的なローコストハウスメーカーは240㎝です。
またアエラホームの口コミでは、天井高300㎝を実現した人もいます。大開口のリビングに大満足している口コミがありました。相談をすれば、オプション仕様の限界を超えた間取りが実現するかもしれません。
ただし、間取りの自由度を高めると当然ながら価格が上昇します。優れた性能を重視したまま空間を広くするのですから当然です。先ほどアエラホームの坪単価は45万~65万円と解説をしました。自由度を高めると、坪単価が65万円を超える可能性が高まります。
アエラホームの魅力である坪単価を維持するのならば、見積もりを見比べながら検討をしましょう。自由度の高い見積もりと、できるだけ希望を抑えた見積もりの両方を出してもらいます。見積価格を支払うだけの価値があるかを考えてから決断をすべきです。
アエラホームで見積もりを取るときの注意点
間取りと坪単価を比較するには見積もりが必要です。そこで、見積もりを取得するときの注意点を紹介します。
ローコストではなく性能重視にシフトチェンジ
「アエラホームはローコストで有名なタマホームを上回る安さ」といった話を聞いたことはありませんか。以前のアエラホームは20万円代の坪単価を自ら提示するなど、ローコストハウスメーカー街道まっしぐらでした。
しかし、最近になってアエラホームはシフトチェンジを行っています。それが性能の向上です。いくら安くても、性能が残念な住まいでは後悔をします。アエラホームは以前建てた住まいのリフォーム依頼の多さから、性能を気にかけるようになりました。
現在は先ほどの魅力でも紹介をしたとおり、業界トップクラスの断熱性能を有しています。そのかわり20万円台の坪単価はなくなりました。
アエラホームは、以前のようなローコストだけに重点をおくハウスメーカーではありません。極端なローコストを求めている人は見積もりを取る前に注意をしましょう。期待をすると「思っていたほど安くない」と勘違いをするかもしれません。アエラホームはコストパフォーマンスに優れたハウスメーカーです。
店舗によって見積もりがもらえるタイミングが異なる
見積もりは店舗や営業マンによってもらえるタイミングが異なります。アエラホームは比較的早い段階で間取りや見積もりを提示してくれるハウスメーカーです。ただ、フランチャイズ展開をしています。運営する会社によっては見積もりを提示するタイミングが遅いこともあるので注意をしましょう。
アエラホームで価格を抑える方法
アエラホームは値引きに消極的なハウスメーカーです。すでに、他社で言うところの値引き価格で提示しているので、値引きするところがないと説明をします。もし見積もりで予算をオーバーした場合は、値引きでの対応はほぼ無理です。別の方法で価格を抑えましょう。
標準仕様で建てる
できるだけオプション仕様は控えるようにしましょう。間取りの自由度もできるだけ下げます。天井高は標準の242㎝で建てることが大切です。必要最小限のオプションにすることで、本体価格を下げていきます。
オプションを見ると採用したくなるかもしれません。予算が厳しい人は、なるべくオプションを見ないようにしましょう。
セミオーダー住宅のKURASHIKUを検討する
間取りへの希望が多い人は抵抗があるかもしれませんが、セミオーダー住宅の「KURASHIKU」の見積もりを一度出してみましょう。KURASHIKUはセミオーダー住宅なので他の商品よりも価格が抑えられます。
プロが考え抜いた豊富な間取りが用意されている商品です。いろいろなバリエーションから選べます。理想どおりの間取りが見つかればラッキーです。予算が厳しい人は、一度KURASHIKUで相談をしてみましょう。
アエラホームの坪単価まとめ
アエラホームの坪単価について解説をしました。最後にまとめます。
ココがポイント
- アエラホームの坪単価は40万~65万円程度
- アエラホームの価格は全国相場よりも安い
- アエラホームの間取り自由度は比較的高いが坪単価の上昇に注意
アエラホームは、低価格と性能が魅力のハウスメーカーです。ただ施工エリアが限定されているので注意をしましょう。施工エリアに建てる人は一度相談されてみることをおすすめします。