この10年で引き渡し棟数は「23,000棟以上」(平成29年12月現在)という実績を作り上げており、まさに今急成長をしているのがレオハウスです。
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レオハウスの特徴と各商品の坪単価を総まとめ
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この記事の見出し
レオハウスの特徴
レオハウスは平成18年設立、本社は東京都新宿区にあります。レオハウスという名前を聞くと、レオパレス?と一瞬勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
レオハウスは平成18年設立であり、他のメーカーと比較すると歴史が浅いのですが、しかしながらこの10年で引き渡し棟数は「23,000棟以上」(平成29年12月現在)という実績を作り上げており、まさに今急成長をしているハウスメーカーです。
また、全国各地にネットワークがあり、販売支店は100店舗以上(平成28年3月末現在)にもなっています。イメージキャラクター「クレヨンしんちゃん」でもおなじみです。それではレオハウスのメリットデメリットをみていきましょう。
レオハウスの注文住宅のメリット
レオハウスのメリットをまとめると以下の3点のことが言えます。
- 建物価格に対する納得感が高い
- 好み・予算に合わせて商品を選べる
- 保証期間が最大60年
もう少し詳しく解説しますので、合わせてご覧ください!
メリット1:建物価格に対する納得感が高い
レオハウスは、オリコン顧客満足度ランキングにおいて、ハウスメーカー47社の中で、評価項目「金額の納得感」第1位を2016.2017.2018年と3年連続獲得しています(2019年は第4位でした)。
ココがポイント
「金額の納得感1位」ということは、ごくざっくりまとめてしまえば「商品の質の割に安くて納得出来る」ということ。要は「安くて良い家」ということですね。
安い家といえば「タマホーム」が思い浮かぶ方も多いかと思います。実はレオハウスはタマホームとは兄弟みたいなもので、販売戦略は同じだったのです。過去形で「だった」といったのは、今ではどちらもただ「安い」ではなく、それぞれのカラーを出しつつあるからです。
低予算で希望するライフスタイルに沿った家づくりが出来るのがレオハウスです。
メリット2.好み・予算に合わせて商品を選べる
レオハウスの家は
- CoCo(フルオーダーの自由設計)
- My Leohouse(分譲住宅)
- Happy Leo House(規格住宅)
の3タイプ。予算に合わせて選ぶことができます。
坪単価は選ぶタイプによって変わってきますが、自由設計の場合で坪単価45万から60万円。規格型住宅では予めプランが用意されているので、簡単に、納得のいく家を建てられます。
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レオハウスの特徴と各商品の坪単価を総まとめ
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用意されているものの中から選ぶというスタイルで、あらかじめパターンを限定することで、よりローコストな家づくりを実現しています。ある程度必要な設備は標準で装備されているので不便なことはありませんが、自由にオプションから選択することも出来るので、予算に合わせてこだわりの部分だけを自分好みにすることも可能です。
メリット:保証期間が最大60年
レオハウスの保証については「長期サポートは大きな安心のひとつ。定期点検と有料メンテナンスの実施を条件に、最大60年保証を行っています。」とホームページに記載されています。
ただ「無料で60年保証」ということではありません。
レオハウスで家を建てた場合、全員に無料で保証してもらえる期間は最初の10年。その後は10年ごとに有料メンテナンス工事を行えば、都度10年ずつ、最大60年まで延長が可能です。
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60年保証の為には、10年目、20年目、30年目、40年目、50年目の合計5回のメンテナンス工事が必要になります。最長30年まで保証期間を延長可能というハウスメーカーが多い中、保証延長の期間が60年まで、というのはとても長いと思います。10年ごとのメンテナンス料が高額になる可能性もありますが、その分を考慮しても、保証の長さで安心できるという方もいるでしょう。
レオハウスの注文住宅のデメリット
レオハウスのデメリットもまとめてみました。
- なんとなく安っぽい
- 耐震等級はいくつ?
デメリット1:なんとなく安っぽい
レオハウスはローコスト住宅です。ローコストハウスメーカーでは、「こだわりも実現しつつ満足いく家を、いかにローコストで建てられるか」という挑戦を各社が行っています。
大手ハウスメーカーとはコンセプトも違います。ローコスト住宅ではロ―コスト住宅ならではのメリットデメリットもあり、使っている資材なども違うのですから、坪単価の高いハウスメーカーと比較すれば安っぽく見えてしまう面もあるでしょう。
デメリット2.耐震等級はいくつ?
地震が多い日本において、家は地震に強ければ強いほどいいに決まっていますよね。レオハウスでは、地震に強い家にする4つのポイントとして
- 強い剛性を発揮する耐力面材
- 曲がりやねじれの強く、かたむきにくい耐震構造
- 地面にかかる圧力を分散させるベタ基礎
- 横からの力によるゆがみを防ぐ豪床構造
を挙げており、また「レオハウスは最新のテクノロジーで、総合的に地震に強い家をご提案いたします」と説明しています。
しかし、これらを読んで思うのは「では、レオハウスの家は現実問題としてどのくらい強いの?」という点なのです。
他のハウスメーカーでは「わが社では標準で耐震等級3を採用している」と紹介されていたりします。レオハウスでは耐震等級の説明(耐震等級1は極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力に対して倒壊・崩壊しない程度(建築基準法レベル)、耐震等級2は~といった内容)はあるものの、実際に「レオハウスの家は耐震等級3です」等、はっきりとは書かれていません。

「総合的に地震に強い家をご提案いたします」と書かれていて「絶対に地震に強い家です」とは書かれていないところからも、なんとなくの逃げを感じてしまいます。
実際には地震に強い家が建つのでしょうけれど、はっきりと書かれていないことで、建築を検討する際には「自分の家は大丈夫なのか?」といった不安も生まれてしまうでしょう。ハウスメーカーによっては「こんな実験をして~」とか「過去にこんな大きな地震があって、そんな中ウチで建てた家は~」といった実績が紹介されているのですが、レオハウスのホームページではそういった内容を確認出来ません。
「大丈夫だろうけど、明確に書いてくれていないから漠然と不安」と感じる人も少なくないでしょう。
まとめ
今回はレオハウスのメリットデメリットについてご説明しました。レオハウスはローコストメーカーで、予算に応じて自由設計も規格型住宅も選べます。規格型住宅にしても選べるものが多数あるので、家づくりを低価格で楽しむことができます。
しかしながら調子に乗って希望を盛り込みすぎると、せっかくのローコスト住宅がローコスト住宅ではなくなってしまいます。自分達はどの方向で家を建てるのか(あくまでもローコストでいくのか、納得するまでオプションを付けるのかなど)しっかり検討しておきましょう。また、総費用が見えにくいという難点はあるものの、保証期間の延長が60年まであるというのも安心と言えるでしょう。
レオハウスのウリであるおしゃれなデザインや、低予算で家を建築したい人は、メンテナンス費用の総額も考慮しつつ、検討してみて下さい。